梅雨時期はどうしても雨が多くなりがちですが、たまの晴れ間はその分とてもうれしくなってきますよね。今回は富山市内の街中にある「太郎丸公園」まで、梅雨時期の昼下がりの晴れ間を利用してお散歩してきました。近隣は住宅地になっていて、たくさんの人たちが遊んだり、のんびりとくつろいだりする憩いの場となっている公園です。
路面電車の最寄り駅から徒歩10分圏内で、ふらっと行きやすい場所
「太郎丸公園」は、富山市内を走る路面電車の大町駅から歩いて約10分の場所にある公園です。この場所は、富山市内の人気住宅エリアの堀川地区や大泉地区、商業施設の多い掛尾地区とも近く、近隣には人気のお店がたくさんあるエリアになっています。
天気のいい日の午後になると、近隣に住む子どもたちやファミリー層の方々が多く訪れています。私はもう少し離れたところに住んでいるのですが、車で買い物に出かけたついでに立ち寄ることも多い場所です。
また、すぐそばには富山市民病院もあります。街中にある病院なので緑の豊かなこの公園は、病院に入院されている患者さんにとっても貴重な癒しの場となっています。
大きな芝生の広場が特徴
公園の面積は1.8ヘクタールとなっており、しっかりとした広さがあります。一番の魅力となっているのは中央にある大きな芝生の広場です。遠目から見ても緑が生えそろっていて、寝転んだら気持ちよさそうな広場になっています。
当日は朝方から雨も降っており、さすがに寝転ぶことはできませんでしたが、芝生の水はけも結構よくて、歩き回ってもぬかるんでいるようなところはほとんどありませんでした。
芝生の広場の一角には、ソフトボール用の広さの球場があって、誰でも気軽に野球などを楽しむことができます。大人が野球をするには少し小さいかもしれませんが、子どもたちが野球を楽しむには十分な大きさとなっています。
この日も近隣地域の少年野球チームが練習に来ていて、わいわいととてもにぎやかにキャッチボールをしたり、打ってもらったボールを追いかけたりして楽しんでいました。
芝生の部分には、ランニングコースのように楕円状のラインが表れていました。1周するとおよそ200メートルほどになるでしょうか。
芝生は長さもしっかり生えているためクッションが効いていて、子どもたちがかけっこをするときにも転ぶなどしても安全でしょうし、飼い犬をのびのびと走り回らせるのにも最適で、とてもいい場所だなと思いました。
かわいらしい遊具もあって、近隣の子どもたちのあそび場に最適
公園の端のほうには、すべり台やロープジャングルジムを組み合わせたアスレチックも設営されていました。大きさはややコンパクトではあるものの、小学生ぐらいまでなら十分に楽しめるようなポップなデザインになっており、小さな子どもたちが取り合うようにして遊ぶ姿がよく見られています。
また、公園の遊歩道を沿うようにして桜の木も植えられています。訪問当日はもう初夏でしたので、新緑の濃い緑の葉しか見られませんでしたが、春には小粒ながらもきれいなピンクの花を楽しむことができそうです。
公園として快適にすごせるスペースもしっかりありますし、もちろん公衆トイレや自動販売機などといった設備もありますので、子ども連れでのお花見をする上で、気持ちよく楽しめるとても適したロケーションだと思いました。
市内でお花見のスポットはいくつかありますが、こうした場所なら落ち着いてお花見ができそうで、思いがけない形で穴場を見つけられた気分になってうれしくなりました。
今回行った「太郎丸公園」は、ほどよい大きさで気軽に立ち寄れてのんびりできる公園になっていました。いろいろと見て回って、今まで気づかなかったことも見つかり、さらに身近なスポットになりました。来年はお花見シーズンにも必ず立ち寄りたいと思います。
富山市内は魅力的な公園がとてもたくさんありますので、機会を見つけて足をのばしていきたいです。
太郎丸公園
住所:富山県富山市太郎丸本町4丁目9-1
アクセス:富山地鉄市内線「大町駅」から徒歩約10分
電話番号:076-443-2111(富山市公園緑地課)
駐車場:あり(約18台)