今回は、レトロ好きにはたまらない老舗喫茶店「ビーンズ」を紹介していきます。
赤い屋根が目印!40年以上の老舗喫茶店
富山地方鉄道富山市内線の荒町駅から徒歩わずか3分の場所に、ひっそりと佇む小さな喫茶店があります。近くには白銀町公園があり、街中にいながらもほっと一息できるような立地。お店は赤い屋根が目印です。
このお店は40年以上の歴史があり、地元の人々に愛され続けてきました。現在の店主が引き継いでから18年以上経っているそうです。
店内はまるで昭和の喫茶店!
お店に入るとすぐに、そのレトロで温かな雰囲気に心が和みます。右手には4名掛けのテーブルが3卓、左手にはカウンターが6席あり、赤いイスとブラウンのテーブル、そして店内を包む暖かみのあるライトが、まるで昭和の時代にタイムスリップしたかのような感覚を味わわせてくれます。
お店には午前11時ごろに伺いました。カウンターには常連客の姿があり、その後すぐに3名の新しいお客さんが入店されていました。お店の人気ぶりが伺えます。
店主にお話を伺うと、かつては男性のサラリーマンが多かったそうですが、現在では女性客も増えており、幅広い層に支持されているとのことでした。
メニューはバラエティ豊かで、定番のカレーライスやハヤシライス、ミートスパゲティに加えて、ピラフや牛丼セット、おにぎりや鍋焼きうどんなど食事メニューが並びます。
カレーライスやハヤシライスにはサラダが、ピラフや牛丼セットには汁物もついていて、ドリンクもついてくるのでかなりお得なセットとなっています。
また、スイーツの種類も豊富で、 金時氷、ミルク氷、あべかわ餅、ぜんざいなどがありました。
人気メニューのホットケーキを注文!
若い人には特にホットケーキが人気とのことで、わたしもこの日はホットケーキを注文。
ホットケーキの大きさに定評があることは知っていましたが、いざ運ばれてきたらそのボリュームに驚いてしまいました。きれいな円形の絵本に出てきそうな厚めのホットケーキ。上にはバターがおいしそうに溶けていました。
中にはレーズンが練り込まれており、外はサクッと、中はふんわりとした食感。バターがじゅわっと広がる味わいが口いっぱいに広がります。万が一食べきれない場合でも、テイクアウトOKといううれしい配慮もありますので、女性の方でも安心ですね。
店主の細かな配慮にほっこり
さらに、お店は1人で切り盛りしているため時間がかかるとのことで、ホットケーキを待っている間、わざわざ温かいスープをサービスしてくださいました。
忙しい中でも、常連との会話を楽しみながらも新しいお客さんに対しても細やかな気配りを忘れない姿勢には、感謝の気持ちが自然と湧いてきます。
また、この日は「レンコンを使っただんご焼き」も振る舞っていただき、店主さんの細かい心遣いにとてもうれしくなりました。
私が訪れた日は、2月14日のバレンタインデーとのことで、喫茶店を後にする際、店主からはなんとバレンタインデーにちなんだお菓子までプレゼントしていただきました。
小さな心遣いが重ねて感じられるこのお店は、ただ食事を楽しむ場所というだけでなく、訪れるたびに心温まる気持ちにさせてくれる場所だなと思いました。
また、今日は珍しく天気が晴れていたので、立山連峰を眺められるスポットを店主に伺ったところ、一望できる富山美術館がおすすめとのことでした。晴れた日に訪れる際は、こちらの喫茶店と一緒にぜひ美術館から見える富山の絶景を楽しんでみてくださいね。
昭和の雰囲気が漂う「ビーンズ」でいただくホットケーキ。みなさんもぜひ、お近くにお越しの際はぜひ立ち寄ってみてください。
ビーンズ
住所:富山県富山市白銀町1−15
アクセス:富山地方鉄道富山市内線「荒町」駅から徒歩約3分
電話:090-4687-1951
営業時間:9:00-18:00
定休日:日曜日