富山市にある富山県中央植物園で、色々な種類の桜が楽しめる「さくらまつり」に行ってきました!

今日は、富山市婦中町エリアにある「富山県中央植物園」の「さくらまつり」に遊びに行ってきました。毎年桜の時期に1週間ほど行われるイベントになっていて、今年で13回目になります。普通の桜はもちろん、植物園ならではのこちらでしか見られない桜もあって、富山でも人気のお花見イベントです。

大きな池が特徴の植物園で、のんびりと桜鑑賞が楽しめます

「富山県中央植物園」は婦中町上轡田の郊外にあります。日本海側初の総合植物園として、平成5年から開園しています。広さは24.5ヘクタールあり、屋内外に5,000種弱の植物の展示を行っています。

熱帯の植物や、世界のランなどといった植物から、富山ならではの高山植物など、地域の多様な植物が展示されています。

毎年4月に開催されている「さくらまつり」は、園内にある北池、南池の大きな2つの池と、遠くに見える立山連峰という絶好のロケーションの中で、お花見を楽しむことができます。夕方の時間帯に行ったのですが、レジャーシートを敷いてお花見をしているお客さんがたくさんいました。

長さ300メートルの桜のトンネルは、華やかな香りにあふれています

さくらまつりで一番の目玉といえるのが、北池と南池を結ぶ「花のプロムナード」に生育している、ソメイヨシノのトンネルになります。

湖では水鳥が元気に動き回ったりと、自然を存分に感じながら桜を楽しむことができます。また、木々の開けた所からは雪化粧した立山連峰も見えて、富山ならではの桜の風景を満喫することができるようになっています。

夜には地面に埋め込まれた照明によるライトアップが行われます。普段は17時で閉園となってしまうため、夜桜が楽しめるのはこの「さくらまつり」の期間だけとなっています。日中とは違った桜の見え方で、一度に2度楽しめます。日が落ちて辺りが暗くなっても、多くの家族連れの方々が残ってお花見を楽しんでいました。

富山県ゆかりの桜があった。植物園ならではの桜の展示

ソメイヨシノのトンネル以外にも、園内には様々な種類の桜が展示されていました。早咲きのものから遅咲きのものまで、約100種類の桜が植えてあるとのことで、中には中国の山桜である「ウンナンザクラ」など、日本由来以外の桜もあり、これだけの種類の桜が楽しめるのは植物園ならではといえます。

中でも、富山県ゆかりの桜という野生種の桜が展示してあるのが面白いなと思いました。今年は春先が寒かったので、まだ見ごろにはなっていませんでした。それでも綺麗な色合いが目を引いていました。たくさんの種類の桜があることで、また時期をずらして何度でも来園して楽しめるのでいいなと思いました。

菜の花と一緒に植えられているエリアも綺麗でした。このように、他の花と同時に桜を楽しめることも魅力のひとつだと言えます。

展示温室では、桜のことがよくわかる資料展示がされていました

園内の起点になる展示温室には、「さくらまつり」のイベントに合わせて、桜のことが色々とわかる資料の展示がされていました。

パネルでは、桜の咲く時期や咲き方で分類されており、わかりやすくなっていました。このような紹介は植物園ならではで、興味を引いていいなと思いました。
また、富山県内の桜の名所も紹介されたジオラマもあって、他のお花見スポットにも行ってみたいと思えたのでよかったです。

展示温室では、他にもコーヒーやバナナなどの普段からなじみのある植物が展示されていたり、季節ごとの特別展示がされていたりと、イベント以外にも楽しめるような催しになっていました。

今回は中央植物園の「さくらまつり」を紹介しました。富山県は桜の他にも、チューリップなども有名です。季節ごとのイベントも様々ありますので、いろんなイベントを楽しんでお伝えしていきたいです。

富山県中央植物園「さくらまつり」
住所:富山県富山市婦中町上轡田42
アクセス:各線「富山駅」から富山地鉄バス「ファボーレ経由 萩の島循環線中央植物園口」下車 徒歩約15分、JR高山本線「速星駅」徒歩約30分
電話番号:076-466-4187
営業時間:2月~10月 9:00-17:00(入園は16:30まで)/11月~1月 9:00-16:30(入園は16:00まで)
HP:https://www.bgtym.org/
駐車場:332台(無料)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。