【富山市向新庄町】かわいい店内に約100種類のパンがならぶ「パンとピエルロ」に行ってきました

エリア＆駅	富山県富山市向新庄町富山地鉄本線越中荏原駅
カテゴリー	ショッピングベーカリー

今日はおいしいパンを求めて、富山市向新庄町にある「パンとピエルロ」までいってきました。約100種類のパンが並ぶ店内は、バターと小麦の香りが満ちていて、選んでいるときから幸せな気分になりました。そんな素敵なパン屋さんを紹介していきたいと思います。

オーナーさんは元フルート奏者さん！フランス時代の素敵な思い出が詰まったパンでみんなを元気に！

「パンとピエルロ」は、向新庄町の一角にあるパン屋さんです。

店名にあるピエルロとは、オーナーさんがこちらのパン屋さんを始める前にフルートの奏者としてフランスに留学をしていたときがあり、そのときのフルートを教わった師匠の名前からいただいたということでした。

人情やユーモアがあって、フルートのプロとして一切の妥協がなかった姿勢がとても印象的で、そのようなパン屋さんを目指していきたいという想いから「パンとピエルロ」と名付けられたそうです。白がベースになっているお店の外観もどこかパリの雰囲気を感じさせるところがあります。

店内はワインをイメージさせるかのような、紫がかったピンクの壁紙がおしゃれな印象を与えます。買ったパンを店内ですぐにいただけるように、イートインコーナーも用意されています。コーヒーマシンで淹れたてのコーヒーも楽しめるので、ふらっとお散歩ついでにお腹を満たすのもよさそうです。

不定休で毎朝6時オープン。地域のがんばる皆さんを応援したい

お店の真ん中がメインの売り場になっており、前に立つと焼いたパンの香りに一気に包まれます。ホテルブレッドやバケットのような定番のものから、季節感のあるフルーツを使ったパンが、毎日およそ100種類並びます。決して大きくない店内にそれだけの種類のパンがあるのかと驚きました。

最初のほうに触れた通り、オーナーさんは元々フルート奏者なのですが、フランスに留学したときに授業の前に食べた現地のパンの味が忘れられず、日本に帰ってから3年間独学でパンの勉強をして、このお店を開業させました。

今は毎朝6時からお店をオープンさせています。この時間からオープンしているパン屋さんは近隣にはなく、出勤前のサラリーマンや朝ごはんを用意する主婦の方、近くにある高校の生徒さんなどがたくさん訪れています。「パンで一日の元気を届けたい」というオーナーさんのひたむきな想いに感心させられました。

また、お店の最寄り駅となる越中荏原駅には、個人経営のパン屋さんでは珍しいパンの自動販売機を昨年の秋から設置されており、駅を利用される方々からの反響も上々とのことです。通勤通学の忙しい中でも、お店のパンを味わって元気を出してほしいという願いが詰まったステキな取り組みだなと感じました。

しっとりバターでおいしさが長続きするから、翌日に食べてもおいしい

今回は、おいしいと評判のクロワッサンのプレーンと季節限定のデコレーションがされたそれぞれ1種類ずつを購入しました。

当日はお昼すぎにお邪魔したので、翌日の朝ごはんにいただきました。トースターで温めていただきましたが、温めるとバターの香りがふわっと広がって舌触りも滑らかでとてもおいしくいただけました。

定番のプレーンクロワッサンですが、食べたときの理想的な食感を目指して、生地の折り込み回数を何度も試行錯誤したとのことでした。焼き上がったときに、パンの中の空洞がちょうどいい大きさに仕上がってくるのがたくさんのファンを惹きつけるポイントだと感じました。

もうひとつのデコレーションクロワッサンも、とてもおいしかったです。季節感を感じさせるフランボワーズの風味だったのですが、鮮やかなピンク色のクリームは見た目にも楽しく、口に含んだ瞬間に爽やかな甘酸っぱさが味わえて大満足の一品でした。上部に添えられたキャラメルポップコーンも食感のアクセントになっていていいなと思いました。